自分の肌と向き合いながらお手入れしていくのがスキンケアですが、誤った方法で行ってしまうと逆効果になる場合があるので注意が必要です。昔は皮膚から皮脂をすっかり洗い落してしまう方が肌に良いとされていた時代があり、その頃は皮脂および角質は単に老廃物と考えられていました。しかし、近年になるとこのような考えに代わり、スキンバリアという概念が提唱されるようになりました。人間の体というものは、その7割が水分からできていますが、空気の乾燥によって体内の水分が常に体の外へ出ていきます。
一方、外気からは細菌および化学物質が浸入してきますが、人間には皮膚が備わっているために問題なく過ごすことができます。これは皮膚に抵抗力があるおかげで、角質層が反射することで紫外線から体を守り、皮脂は皮膚の乾燥と細菌が繁殖するのを抑えてくれます。こうした肌自体が本来持っている能力がスキンバリアの機能です。この機能が注目されるようになると、その能力を高めるためにスキンケアが注目されるようになりました。
スキンケアを行うことで、皮膚が保っているスキンバリア機能を引き出し、キープしていくことができます。そのため、肌の状態次第では、時には敢えて薬などを使わずに何を行わないというケアの仕方も存在します。なお、洗顔をする時は40度以上の湯を使うと皮脂が落ちすぎてしまい、肌が乾燥してしまうことになりますので、30度から35度程度のぬるま湯を使うようにすることが大切です。アラプラススポーツ ハイパフォーマンスのことならこちら